「安全に、家づくりができますように」棟梁を先頭に、わたしたち家族、そして設計士さんが最後列から見守るように。いえづくりチーム全員で大きな栗の木に向かい、この土地に、チームのみなさんに、感謝の気持ちを込めて、上棟式の日を迎えました。

半年間話し合いを重ねてきた図面の中の家は、現場に来る度に、棟梁や職人さんのもと、現実の形になっていきました。でも今日は、私たちの出番の日です。パパもこどもたち、お友達も、先生の親切なご指導のもと、道具を手に、家中の壁に「珪藻土」を塗りました。


見たことのない道具、それを使いこなして、みるみるうちに家をつくっていく職人さん。こどもたちにとって家づくりの現場は、教材と先生が揃う学校です。安全にだけ配慮しながら、こどもたちは、家や暮らしが、こうしてひとつひとつ、人の手で丁寧につくられていうことを、学んでいきました。


リビングには、見とれてしまうような立派な木の梁(はり)があります。棟梁が、地松の丸太から丁寧に削りだしたものです。立派な梁が家族とともに、年を重ね、長くわたしたちと家を守ってくれるよう、家族みんなで「柿渋(かきしぶ)」を塗装しました。



工事が始まってから終わるまでの8ヶ月間。わたしたち家族と設計士さんと棟梁が、1つのテーブルを囲んで話す、毎週の定例会議は、一度も欠かすことはありませんでした。工事が一旦始まると、頭の中のイメージだった家の姿が、次々と現実の形になって目の前に現れます。工事中だからこそ、何でも話し合い、相談し合えるチームであることを大切に、工事は着々と進んでいきました。